サピエンス全史 ① 認知革命 全大陸制覇

どうも、メケです。

 

この記事は「サピエンス全史 ユヴァル・ノア・ハラリ」 の書籍 全上下巻 の自分なりの概要をまとめ、その中で得たこと、気づき、考えたことなどを綴っていきます。

 

この本、私、何回Audelibleを聴き直したか。

何十回Kindleを読み直したか。

A4ノートほぼ1冊書きつぶしました。

何回ブログ書き直したか。

 

総論的にかいつまんで書くにはあまりにも内容が多岐にわたり、深すぎます。

文字数はかなり増えるかもです。

なので書き方を変えます。

 

随時ブログに①、②、③などというようにアウトプットしていきます。

 

最後に「総論」的な感じで①②③などの記事のリンクを貼りつつ、最後のまとめ記事を作成していきます。

 

気長な旅になります。

よろしければお付き合いください。

 

ということでよろしくお願いします。

 

 

まずは第1章からです。

この記事のメインは「①サピエンス 認知革命で全大陸制覇」です。

 

このサピエンス史は壮大なスケール

この書籍、まえがきや目次の前に歴史年表が記されている。なんと、135億年前から現代まで綴られている。

壮大なスケールでサピエンスの歴史を考察するぞという著者の意気込みが伝わってくる。

 

中東とヨーロッパでネアンデルタール人の進化

その年表によると、約250万年前にアフリカてホモ(ヒト)属があらわれる(最初の石器)。200万年前には人類はアフリカからユーラシア大陸へ拡がる。異なる人類が進化したという。そして50万年前に中東とヨーロッパでネアンデルタール人が進化したらしい。

→ココでえ?ッと思うのが、サピエンスではなく、ネアンデルタール人が先に進化したという点。驚きだった。

 

東アフリカでホモ・サピエンスが進化

30万年ほど前に火が日常的に使われるようになり、20万年ほど前に東アフリカでホモ・サピエンスが進化した。ホモ・エレクトスやネアンデルタール人やサピエンスの祖先が火を使っていたらしい。

 

→ココすごいのが、火で調理し始めたということ。消化にエネルギーが要らなくなったので腸が短くなり、そのエネルギーが脳肥大(発達)に貢献したらしい。

 

火の恩恵にはあずかってはいたものの、15万年前までは依然としてホモ属はとるにたりない生き物だったらしい。食物連鎖の中程に位置し、狩猟採集生活メイン、死肉の骨髄をあさり、強い大きな動物に狙われる弱い立場だった。

 

ホモサピエンスが15万年前にアフリカ東部に生息していたことは学者の間で意見が一致しているらしい。

 

決定的に他のホモ属よりも優位性が現れたので東アフリカから外の地域に進出していけたのだとか。

→それがサピエンスの「虚構を語る能力」の獲得。

 

15万年ほど前までは東アフリカにホモサピエンスは住んでいたということまでは、学者の間で一致している。

→が、しかし、虚構を語る能力は「いつどうやって」それが「突然変異」なのかとかは、はっきりしたことは誰もわかってないらしい。

→ココ、サピエンスの突然変異にロマン感じる。

→都市伝説ではアヌンナキとかでてきているが、どうだろうね。

 

→ここで、疑問もある

サピエンスはいつ体毛がなくなったのか

人類は全身体毛で覆われておらず、イルカのようにツルツルだ。

水に濡れてもすぐ乾くので体温を保持しやすい。

人間の赤ちゃんは生まれてすぐ水に浮くことができるし、水を嫌がらない。何なら泳げるというか浮くことができる。水中生活に不向きではないと思う。ところがチンパンジーは水が嫌いだしそうはいかない。

 

他のホモ属は体毛はあったのかなかったのか

そしてサピエンスはなぜ体毛がなくなったのか。

なぜシッポがなくなったのか。

本書ではこの辺にも触れてほしかった。

 

ボク個人の予想

水中(水辺)に適していた時期があったんじゃないかと思っている。水中に潜る動物のほとんどは体毛がフサフサじゃない。だから、どこかで水中もしくは水辺に適した生活してたんじゃないだろうか。根拠もない勝手な自分の想像です。

 

話を戻します

7万年ほど前にホモ・サピエンスがアラビア半島に拡がり、短期間でユーラシア全土を席巻したという点でも学者の間では意見が一致しているらしい。

→200数十万年前から数十万年前までホモ属に大きな動きがなかったのに、7万年前から一気に世界地図を塗り替えるような出来事になるんだから、サピエンスにとって虚構を話せる能力の獲得がどれほど革命的だったかがよく分かる。

 

そしてココからがサピエンスの歴史となる

サピエンスは東アフリカ→ユーラシア大陸→最後は南アメリカ大陸へ進出。7万年前から1.5万年前の話。以前から住んでいた他のホモ属はおそらく大量虐殺されたのだろうということらしい。一部ネアンデルタール人とサピエンスは交雑もしてた。現代人は遺伝子の数パーセントはネアンデルタール人が含まれていることが分かっているとのこと。

→へーな話である。

 

①サピエンス 認知革命で全大陸制覇

7万年前に認知革命が起きたということは、サピエンスが虚構の言語を獲得したというと。

→つまりは他のホモ属との争いで、一度は負けたとしても「作戦」を練り直して同じ集団に再びリベンジを仕掛けられたということ。そして、最後は勝った。

→サピエンスは争い(他のホモ属との集団同士の戦)に圧倒的に強くなったということ。

→全ては「虚構=作戦」のおかげ。

 

ココからサピエンスの快進撃が始まる

ホモ・サピエンスがアフリカから他の地域へ進出。

4万5000年前にオーストラリアへ、それとともにオーストラリアの大型動物たち絶滅。

3万年前にネアンデルタール人絶滅。

1万6000年前にアメリカ大陸へ、それとともにアメリカ大陸の大型動物たち絶滅。

1万3000年前にホモフローレンシス絶滅、ホモ・サピエンスのみが、ホモ属で唯一の種となる。 

 

→サピエンス一種のみしかいないというのはちょっと寂しい話ではある。でも、もしホモフローレンシスが現代まで生き残っていたとしても、人類というよりはおそらく、チンパンジーの延長線上のような扱いを受けていたかもしれない。

というのが、例えばチンパンジーに「死んだらあの世でたくさんバナナ食べれるからそのバナナちょうだい」と言ってもたぶん、信じてもらえず、目の前のバナナを食べるだろう。虚構の話を理解できないのだから。ウソか本当かという概念もない。たぶん、ホモフローレンシスもチンパンジーと同じだったろう。今の自分達の社会を話しても理解してもらえないだろうし、彼らも彼らの文化を我々に語ることはできないだろう。

 

なぜ、サピエンスが全世界の大陸を席巻し始めたか

虚構の言語獲得によって、一つの集団あたりの人数に上限がなくなったから。見ず知らずの人同士協力できるようになったから。

 

今まででも大きな獲物を集団で追い詰めることができていた。

 

それが虚構の獲得によって「大きな獲物」の「集団」を、見ず知らずの人同士で協力しあって「一網打尽」にできるようになった。このことが発掘によってもわかってるらしい。

 

→大きな獲物の集団を一網打尽というところがミソである。ココが大きい。集団の個体数が150を超えても統制をとれるようになった。だから「一網打尽」の作戦を実行できる。

→こうなるともう、虚構を語ることのできない他のホモ属は、ホモ属ではあっても「馬や牛」とそんなに変わらなくなってくる。つまりはサピエンスに簡単に駆逐されてしまうわけである。

→そもそも、「他のホモ属」には作戦がないのだから。「作戦」って言ってみれば「虚構」である。その作戦通り実行すれば成功するとみんなが信じ合えるので、見ず知らずでも協力し合うことができる。集団の統制が取れるということだ。個体数に上限はなくなるというはなしだ。「虚構=作戦」のスゴさが分かる。

 

→どおりでサピエンスの兄弟(ホモ属の他の種)がいないわけだ。

下の図のように、サピエンスだけが猿から進化してきたように見えるがそうではないという事が、この書籍からわかる。

このことによってホモ属の中でサピエンスが唯一の生き残りとなった。

と同時にオーストラリア、マダカスカル、アメリカ南北大陸の固有の大型動物はほとんどが姿を消すことになったそうな。

 

→サピエンス、残酷すぎ!

 

なぜ、サピエンスがここまで残酷なのか

生態系の中で頂点に立ったのがあまりにも最近なので、遺伝的にまだ対応できていないのだそうな。本能は狩猟採集時代のままらしい。つまりは生態系の中では食うか食われるかの弱小的な位置にいたままだかららしい。

→いまだ、いつ食われるかわからないのだから、やられる前にやってしまえ!というのが遺伝的に支配されているんだろ。本能。

→人間以外の動植物にとって現代はヒドイ時代なのかもしれない。地球という環境にとっても。

 

今日はココまで

というわけで、本日はサピエンスの認知革命についてお話しました。

約7万年前に起きた「サピエンスの認知革命」によって全世界のを席巻したというお話でした。

認知革命とは虚構を語る能力の獲得によって集団数に上限がなくなり、同じホモ属の他の種を圧倒できるようになったという内容でした。

 

虚構を語る能力とはなにか、についてお話しませんでしたが、おいおい書いていきます。

ざっくりとは「人の噂話、神、神話、宗教、帝国、貨幣、資本主義、消費主義」などなど、すべて「虚構」です。先程の集団で戦うときの「作戦」なんかも虚構のひとつ。虚構が通じる裏(前提)には「みんなの信用、信頼」というのがあると感じました。

 

これ話すとまた長くなりそうなので、今日はココまでとします。

まぁね、この本、何回読んでも飽きない。

おもしろいです。

 

かなり自分の感想も入りましたが最後まで読んで下さいましてありがとうございます。

 

以下にこんな感じで次回よりお話できたらななんて思っております。

ざっくりとした青写真なので今後変わるかも知れません。

 

今後とも宜しくお願いします。

 

 

 

以下は今後の青写真です↓

②サピエンス 農業革命 国、数字、貨幣、宗教

12,000年前に農業革命が起きる。 植物や動物の家畜化。定住化。

5000年前、最初の王国。書記体系。貨幣。多神教。

4250年前、最初の帝国。サルゴンのアッカド帝国。

2500年前、硬貨の発明(普遍的な貨幣)。ペルシア帝国(全人類のための普遍的な政治秩序)。インドの仏教(衆生を苦しみながら解放するため)の普遍的な真理。

2000年前、中国の漢帝国。地中海のローマ帝国。キリスト教。

1400年前、イスラム教。

 

③サピエンス 科学革命 無知の認知、帝国、資本主義

500年前、科学革命が起こる。人類は自らの無知を認め、空前の能力を獲得し始める。ヨーロッパ人がアメリカ、大陸と各海洋を征服し始める。地球全体が単一の歴史的領域となる。資本主義が台頭する。

 

④サピエンス 産業革命 大規模動植物の絶滅

200年前、産業革命が起こる。家族とコミュニティが、国家と市場に取って代わられる。大規模な動植物絶滅が起こる。

 

今日、人類が地球という惑星の名を超越する。核兵器が人類の生存を脅かす。生物が自然選択ではなく知的設計によって形作られることが次第に多くなる。

 

⑤概要

このサピエンス全史は3つの革命が大事だと著者は述べている。

認知革命、農業革命。科学革命。

 

特に科学革命は今までのサピエンス史に終止符を打ち、今後なにか全く異なる展開を引き起こす可能性があると著者は述べている。

 

つまり、サピエンスとは違う新しいものを誕生させてしまうのではないか。

AI、ロボット、メタバース、遺伝子操作などなど、きっとそんなことを言ってるんじゃないでしょうか。

 

まとめ

まずは、ざっくりとサピエンス全史の上下巻の流れを書き出しました。まだ全くもってこれだけでは足りません。この記事は現在進行系で書き足していくことにします。

 

方法としては詳細を別記事に書き、ここへリンクを貼っていきます。

 

自分がレビューで書きたいところ

  • 著者が強調しているところ、言いたいところのピックアップ
  • 自分がへーと思ったところ。
  • 3つの革命の内容の概要
  • 帝国、資本主義など近代の歴史がどいう変遷で現在に至ったか
  • などなど、まだはっきり決まっていませんが、書きながら整理していきます。

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