世界のニュースを日本人は何も知らない 1,2,4巻 谷本真由美

どうも、メケです。

 

今回この本です。

この本も以前から気になっていたんですけど、なかなか読む機会がなくって。やっと今回読むことができました。

 

なぜか最初、4巻の方を読んでしまいました。

初巻が出てからかなり日が経ちます。その間に何巻も出版されていたのですね。

よく知らずに4巻を読み始めてしまいました。

 

読む前の印象

この本は、日本が世界からどう見られているか、井の中の蛙的な感じで日本人を見下したような本なのかなって思っていました。

 

読んでからの印象

全くそんなことはなくって、日本人よもっと世界のリアルな話、把握しとけよって内容でした。

 

著者池本さんは国連勤務者。

欧州各国居住経験がある。

ご主人(家人)はイギリス人。

海外居住歴長い。居住経験はイギリスだけじゃない。実際にその土地に住む人の声も知っている。

英語も堪能。世界各国の万遍ない報道に触れている。

日本国内だけの報道のフィルターが掛かっていないという点において、視野が偏ってないです。

ただ言葉の端々にはやっぱり「日本が好きだ!」っていうのが伝わってきます。

 

本書の中で何度も言われてたことは日本国内で報道されていることを鵜呑みにするなと。

日本マスコミのフィルターにかかって「西欧諸国の幻想バカリ」を報道しているケースが少なくないのだと。

 

著者池本さんが実際に海外に居住した経験を日本人的な感覚で欧州のリアルを「いいとこも悪いところも」レポートしてくれています。

 

この本を読めば「日本は言うほど悪い国ではないし、もっと母国にプライドを持ってもいい」と思わせてくれます。

日本の良さを再認識させてくれる本でもあります。

こういう点ではとても視点が新鮮でおもしろかったです。

 

若干気になったのは、この本に「コロナなどの言及」に対し、根拠云々を求めるとちょっと物足りなさもあります。

「そういう見方もあるのだな」というぐらいで聞き流せれば、この本は広い視野を与えてくれます。

 

どういう人におすすめか

内容は重すぎず、軽すぎず、聴きながら考えさせられるものでもないです。噛み締めて何回も聴き直すといったものでもないです。

Audibleでラジオの生放送のように運転とか散歩とかしながら「ながら聴き」するぐらいでちょうどいいかなといった内容です。

 

なので、軽くサラッと聞きたい人向けかなー。

 

意外と私達の思っている海外のリアルってキラキラの幻想だったのねぇって思います。

俄然、日本や日本人が好きになってきます。

 

日本好きな方向けの本ですね。

リアルな海外を知りたい方向けな本です。

 

読んで良かった点

海外は日本人が思っている以上に住むのが大変。

 

日本に比べて誘拐が多い。強盗が多い。治安が悪い、生活するのに危険な地区がある。

ゆえに、安全は買って確保するもの。

 

教育にカネがかかる。

子供をそれなりの落ち着いた学校に通わせたいと思えば、その学区に居住しなければならない。

そういうところはだいたい治安が良い、安全な地区。

ゆえに土地、建物が高額。

ゆえにお金がかかる。

 

給与は日本の3倍ほどもらえるが、業績が会社の期待に添えなければ即解雇。

いつ首キられるかわからない中での生活。

不安定。リスキー。

そして給与以上に物価は高い。

 

外食は「あたり」「ハズレ」の差が大きい。

高い割にまずかったり、店員の対応がイマイチだったりとか。

 

日本の高速道路のサービスエリアはディズニーランド並にきれい。食事もうまい。土産物も充実。品質もいい。そして安い。

 

ダイソーとかの百均の品は安いのに、品質が神レベル、すぐ壊れない。

 

どこに行っても日本はほぼ安全。

ゆえに、安全地区を探さなくていい。

ゆえに、安全には欧米ほど金がかからない。

 

日本は築年数の経った中古建物の値段が格安、これは世界の非常識。

欧州の場合、築年数「古い」=治安が良い&優良物件=値段が高い。どこもだいたいそう。

日本は格安で高品質な中古物件を購入できる。そして田舎ならほぼ安全。

日本の田舎暮らしはFIRE(早期リタイア&投資)生活にピッタリらしい。

 

 

まとめ

やっぱり日本が好きだ!

 

そういうことを再認識させてくれた本でした。

 

今回もごちそうさまでした。

 

そんじゃぁね。

 

 

 

2巻も読んだので載せておきます。

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