
どうも、メケです。
この記事は「サピエンス全史 ユヴァル・ノア・ハラリ」 の書籍 全上下巻 の自分なりの概要をまとめ、その中で得たこと、気づき、考えたことなどを綴っていきます。
サピエンス全史 ② 農業革命前夜 動物界で最も破壊的な種 サピエンス
前話 サピエンス全史③のまとめです。
農業革命は史上最大の詐欺だったという話とギョベクリ・テペの神殿郡遺跡の話でした。
農耕移行によって人類にいろんなものをもたらしたかわりに、農耕民は狩猟採集時代に比べてますます貧しくなったといった内容でした。
一方、ギョベクリ・テペ神殿郡遺跡跡では狩猟採集民たちによって先に大規模神殿郡が建設され、その後に周辺に農村が形成された。狩猟採集民たちは宗教=虚構を信じ、その象徴となる大規模神殿郡を建築し、その建築に必要な人手を養うためにギョベクリ・テペ神殿周辺に農村が形成されたという話でした。
ギョベクリ・テペの神殿郡遺跡は、今までの「農村ができ、宗教(虚構)ができ、その象徴となる神殿郡が建設された」という今までの定説がひっくり返された衝撃的遺跡だったという話でした。
農耕の始まる前の段階でも狩猟採集民にも虚構は信じられていたのだと言う話でした。
本日は、農耕によって何がもたらされたかをまとめていきます。
目次
神話によって社会が拡大
神話はメチャクチャ強力だったらしいです。
神々、母国、株式会社にまつわる物語を創作していったとのこと。
人類の遺伝子レベルでの進化は「ゆっくり」。しかし、虚構=神話=想像力による社会的なつながり、ネットワークの構築は「早かった」とのこと。
→確かに、学校で習う歴史では「虚構=神話=想像力」という捉え方では教わらなかったなぁ。
→神話がどれだけ強力だったか実際の歴史を見れば明らかとのこと。
- 紀元前7000年 アナトリア チャコル・ヒュユク 臣民5000~1万人
- 紀元前5000~4000年 パレスチナ~ペルシア湾 臣民何万人も抱える大都市の数々
- 紀元前3100年 ナイル川下流域 エジプト王国 王ファラオ 臣民何十万人
- 紀元前2250年 サルゴン一世 アッカド王国 臣民100万人超 兵士5.4万人
- 紀元前1000~500年 中東 後期アッシリア帝国、バビロニア帝国、ペルシア帝国 各、何百万人もの臣民、何万人もの兵士
- 紀元前221年 秦朝 中国統一 臣民4000万人、兵士何十万人、役人1万人以上
- ローマ 地中海統一 臣民1億人、25~50万の兵士
これだけの人数が一つの集団にまとまるのは「虚構=神話=想像力」がいかに強力だったかということらしい。
→なるほどな話である。
しかしながらこれだけの「協力のネットワーク→想像上の秩序」は「迫害と詐取」の歴史でもあったと述べているが。。。
必ずしも一致団結して協力していたわけではないと。。。
→まぁ、そうだろなぁ。「農民から巻き上げた余剰生産分」で富裕層や兵士、役人たちに食わせていたのだから。いつの時代も「いろんな文化遺産」はすべて、「農民たちの余剰生産分=血と汗と涙の結晶」があっての話だとは思う。
神話は神話であることは下層民には伏せられていた

富を独占する一部の上層民によって「安定した社会を築くために皆が平等だ」と下層の人々に信じさせたと。
「皆が本質において平等と信じることができれば安定した社会を築ける」=神話。
その例として本書では紀元前1776年のハンムラビ法典、1776年のアメリカの独立宣言で説明している。
→確かに法の元の平等をうたってはいるが、当時のアメリカは現実には人種差別は根強くあった。時が経つほどに黒人でさえも法律では平等な権利を与えられているが、現状「雇用機会が現実均等ではない」ことを甘んじて受け入れていたのだろう。これはまさに「想像力=信じる=虚構」なのか。みんながそう思うから「そうなのだ」と。
書記体系の発明
社会秩序を維持するのにミツバチは「遺伝的進化」を経て手に入れた。
サピエンスは「法律、手順、作法」によって社会秩序を維持した。→人工的な階級制度。
メソタミア南部の古代シュメール人があみだしたもの=数を記す方法
紀元前3500~3000年 誰が発明したか全く不明。
大量の数理処体系「書記」。
1,10,60,600,3600,36000・・・など。
この書記体系は現在でも残っている。それは60秒、60分、24時間、円を360度に分割するだとか・・・。
アンデスの書記体系=キープ

アメリカ大陸にスペイン人が入植した当時まで使われていた。しかしながら、現在ではその読み方を読める人がいなくなったので、後に伝えることができていない。
アラビア数字 1,2,3・・・
言うまでもない。現在使われている10進数の書記体系。
後にコンピュータ処理で使われる2進数などもある。
想像上のヒエラルキー
先程も話したが、ミツバチのような遺伝子レベルで進化していないサピエンスは、想像上のヒエラルキーを維持するのに人、頭の外で秩序と書記体系を作り出した。
協力ネットワークを維持するのに・・・
ハンムラビ法典では
上から自由人=上層の人々=特権階級、一般自由人、奴隷=下層の人々=差別と迫害
アメリカ独立宣言では
白人=富めるもの=上層人=特権と権力、黒人=貧しいもの=下層人
上層人、下層人との間に生物学的な差はない
想像上のヒエラルキー=虚構
これらは虚構であることは否定し、これらの「差」=「階級」は自然で必然と思い込ませた。
「上層下層のこれらは生物学的には差異はない」ことは下層民は伏せられるのが歴史の鉄則であった。
→ココポイント。下層民たちはそう思い込まされているということ。まさに「下層民たち目覚めよ!」である。
そして、この想像上のヒエラルキーの難しいところは「一人が信じなくなった」としても他のみんなが信じなくならない限り、「想像上のヒエラルキーはなくならない」のである。その例にプジョーを上げている。
→ここのところはなるほどと思った。みんながそう思っているうちは、自分ひとりがそう思わなくなったところで何も変わらないのである。
→自分的には現代でそのいい例は「選挙」「政治」じゃないかと思う。みんなが「選挙で政治は変わらない」と思っているうちは「何も変わらない」。国に「選挙では何も変わらないと思い込まされている」と言っても過言ではない。毎回の投票率の低さ。まさに、「目覚めよ日本人」である。れいわ新選組、山本太郎一人が立ち上がっても何も変わらないのである。と、ボクはそう思う。これも「選挙で政治は変わらない」と思わされている「想像上のヒエラルキー」のひとつなのじゃないかなー。
統一へ向かう世界
虚構と神話によって、人工的本能を手に入れたサピエンス。
標準の行動を学習によって後天的に手に入れ、その集団の中で欲しい物を望み、規則を守る。
これらを「文化」というとのこと。
どの文化にも典型的な信念、規範価値観がある。
絶えずこれらは変化している。
自由=平等、この2つは互いに矛盾するが、常にこの矛盾の調整の歴史であるとのこと。
ホモ・サピエンスは「私たち」と「彼ら」に分けられると考えられるように進化した。
認知革命によって日頃から見ず知らずの人と協力し始めた。ココの点において他の動物達と一線を画す。
今は全人類が「私たち」。
「貨幣」、「帝国」、「普遍的宗教」、これらがどのように一体化されたか。
次回はそういった内容について、まとめながら自分の感想を混ぜていこうと思います。
本日はココまで
というわけで、「虚構=神話=想像力」がいかに強力であったかと、その協力は上層民による下層民への「詐取と迫害」でもあった。そして生物学的には上層民と下層民は何ら変わらないのにそのことは一切伏せられて、この階層的ヒエラルキーは「自然であり必然だ」と思い込まされていた。いや、みんながそう信じていたということ。それによって安定した社会を築くことができた。
サピエンスは「私たち」と「彼ら」に分けて考えられるように進化した。そして今や「地球全体が私たち」といった世界統一へ向かっているという流れで、次回は「貨幣」「帝国」「普遍的宗教」についてお話できればなと思います。
いよいよ、サピエンス全史「上巻」の末です。
長かった。
色々ありましたが・・・。
ココからは一気に進めていきます!
今日も最後まで読んでくださいましたありがとうございました。
それではまた。