目標を持ってもっと自分に活を入れたいと思って、この本を手に取りましたが・・・。
まじでマジな本でした。
どういう人向けな本?

この本は本当に本当に、死を意識(覚悟?)した人ならよく分かると思います。その向き合い方を指し示してくれているような・・・。
どういうのだろう。もしくは、子育ても一段落して、定年退職して、さらに10年20年ぐらい経った人が読むと、この深みがわかるんじゃないだろうか。
そういう人向けな本のような気がする。
でも、そうじゃない人にとってはその気になって「もしもあと1年で人生が終わるとしたら?」と期限を切ってみてもいいかもしれない。なぜなら、本当に大切なもの、やりたいことが見えてくるかもしれないからだ。
私は自分に活を入れたかった。そういう意図で本書を読むと若干違和感あるかもしれない。
この著者小澤さんはどういった人か
小澤さんは20数年間、3千人以上の方の最後をお見送りする仕事に携わってこられた方。死を覚悟した人の多くが、やりたいことができなかったという後悔や、楽しい人生だったとか、様々なことを思い返すらしい。そして自分なりに整理して「いい人生だった」と心穏やかにその時を迎えられるらしい。
この本では人は死ぬときどのように死ぬかまで具体的に書かれている。それ読むと安心する。死ぬのが怖いと思っていたけど、どうも世の中に未練があり、そのことが苦しみを生むのかなぁ。読みながらそう思った。死と向き合う中で、今の自分にできることの中で、大切なことだけが削ぎ落とされ(その他自分にはできないことはもう、人に任せると覚悟し)、本当に何を自分がやりたいかが見えてくる。そういう人がほとんどだと・・・、小澤さんは本書で何度も言っている。
だからこそ、自分に「あと1年」と期限をきったとき、本当に自分が大切にしたいこと、何をやりたいかが見えてくるんじゃないかって小澤さんは言っている。
共感はできる 死を覚悟して思いを馳せることの大切さ
自分自身、過去病気で20代の頃に余命数年と医者に言われたことがある。病院のベッドの枕がびっしょりに涙で濡れるほど数日間一人泣いたことがある。看護婦さんが枕カバー替えてくれたし。病院の屋上へも一人で行くことを禁止されたてことがある。
「ああ、もう終わりなんだ」って「ああ、まだ20代。なんもやりたいことしてこなかったなー」って・・・。
その時の記憶は今でもある。「死ぬんだと思った」「病院の屋上で見た景色、におい、季節、空気、肌寒さ、いとおしさ」今でも覚えている。 これを書いてるだけで目に涙が・・・。 なぜか、あれから20年以上、僕にお迎えは来なかった。
実際に死を覚悟したことがない人がほとんどじゃないだろうか。
だから・・・、死をイメージしづらいかもしれない。
だから「もしもあと1年で人生が終わるとしたら?」って期限切ってみたらと小澤さんは言っている。
もっと後悔しない、やりたいこと、大切にしたいことが見えてきて、その中でよりよく生きられるんじゃないですかって、僕は小澤さんがそう言ってくれているような気がするんだ。
人は今日死ぬなんて思って生きてないし、だから名誉やお金、自分のやりたいこと夢を追いかけて頑張って生きてる。
でも、あの世には地位も名誉もお金も大事な家族も持っていけないから。
自分に期限を切ることで余計なものが削ぎ落とされて本当に大切なもの、自分が本当にしたいものが見えてくるんじゃないかって、僕はそう受け取った。
これからどうするか
今までどおり、これからもやりたいことをやり、大切な人と楽しく暮らしていく。
ということで本日のアウトプットでした。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
それではまた。